40代で転職できないというリスクを減らすための努力は忘れずに

40代で転職できないというリスクを減らすための努力は忘れずに
 「正社員でも40歳年収280万円の絶望」という記事が、掲載されたニュースです。この記事のもとは、2012年週刊SPA!に掲載された「40代年収200万円台時代の衝撃」というものがベースとなっています。

 

まとめと筆者の感想

 40代で年収200万円台の人を対象に取材を行ったもので、驚くべき結果となりました。自動車産業一筋の40代男性は整備士の資格をもっており、工場勤務をしています。整備士以外の資格はなく、ハイブリット車に関する技術もないため、転職が難しいと言います。

 最初は年収330万円ほどでしたが、年々収入は減っていき今では280万円ほど。社長に「5年後は会社がどうなっているかわからない」と告げられたそうです。40代という年齢、技術も不足、・・こうなると転職のしようもありません。

 資格や技術職は強いと言われていますが、車やシステム業務などは年々技術が進化しており、それに見合った勉強を続けなければ、どんどん遅れをとってしまいます。

 この男性は子どもが3人おり、妻も近々パートに出ると言っています。

 さらに驚くべくは次の発言です。「義両親と折り合いが悪いですが、子どものためにお金を出してくれるようお願いするつもり」。
最終的には、義両親頼みだということがわかります。

 転職ができないという前にどうして転職できない状況だったのか、自分を返りみようともせず、子どもが3人もいて、無計画もいいところとしか言えません。転職がもちろん全てではありませんが、家族を養うために給与アップを目指して転職するということは、この男性にとって必然性のあるものだと感じます。

 しかしそれをやる努力もしない。これではお話になりません。当然ながら本人が転職したいと思っていても、企業側もお断りでしょう。しかも40代ならなおさら。